もう一度、希望に向かって

2020年8月16日、神様の教会社会人青年奉仕団ASEZWAOの会員約100人が、休日を利用して全羅南道求礼郡に駆けつけ、水害復旧ボランティア活動を展開した。

2020年の夏、韓国では梅雨の期間が50日以上続き、気象庁公式観測史上最長を記録した。台風を伴った集中豪雨により、住宅の浸水被害や家畜が押し流されるなど、全国各地で被害が続出した。全羅南道求礼郡（チョンラナムド・クレグン）は中でも被害が大きかったため、特別災難地域に指定された。

このニュースを聞いたASEZWAO光州（クワンジュ）圏の会員約100人が、求礼郡求礼邑（クレグン・クレウプ）のドクジャ村に向かった。 蟾津江（ソムジンガン）付近に位置するここは、記録的な豪雨により蟾津江の堤防が決壊し、農耕地まで水が押し寄せ農作物が水に浸かった。 会員たちは洪水によって流れこんだゴミをまず回収し、木々に引っ掛かった浮遊物の除去作業をした。 倒れた木の腐った小枝やひどく曲がった枝は一本一本ノコギリで切り落とし、農耕地の外に運び出した。 往来する住民たちの安全のために、壊れたビニールハウスの残骸も、皆で力を合わせて撤去した。 猛暑注意報が発令されるほど蒸し暑かったが、会員たちは被災者が少しでも元気を取り戻せるようにと願いながら玉の汗を流した。 地域住民たちは、青年たちに激励の言葉とともに感謝の気持ちを伝えた。

一人で行けば速く行けるが、皆で一緒に行けばもっと遠くまで行ける！ 喜びは分かち合うほど倍になり、痛みは分かち合うほど半減する！ 新型コロナ禍の上に水害まで加わって二重の苦しみに悩まされている隣人たちが、心の傷が癒されて平和な日常を取り戻せるまで、ASEZWAOはこれからも彼らのそばで援助の手を差し伸べていくつもりだ。